曽根昌世
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武田神社
武田神社は大正8年(1919)につつじが崎館跡(武田氏館跡)に創建され、甲斐の名将・武田信玄がまつられています。
永正16年(1519)、信玄の父・信虎がつつじが崎館をつくり、信虎・信玄・勝頼の3代が63年間にわたって住んでいました。現在では、この館跡は国の史跡に指定されています。信玄の詠歌といわれている「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」との歌でわかるとおり、信玄には城も石垣もいらず、小さな館で十分であったと思われます。神社社殿の東側には宝物殿があり、武具や軍配、軍旗など武田氏ゆかりの品々が納められています。
甲斐善光寺
武田信玄によって永禄元年(1558)に創建された浄土宗の寺です。戦国時代、信州善光寺が戦火によって焼失することを恐れた信玄が、仏像・寺宝を甲府に移し、自らが開基となったことに始まります。本堂は木造建築で、東日本で最大級の規模を誇り、山門や阿弥陀三尊像とともに国指定の重要文化財です。
積翠寺と要害城跡(せきすいじ・ようがいじょうあと)
臨済宗妙心寺派行基が創建し、その後、夢窓国師弟子竺峰和尚が一時衰えた寺を興し、武田家の菩提所として再建しました。この寺は、境内の巨石から泉が涌き出ていたことで、石水寺と呼ばれていましたが、いつごろからか積翠寺に改められています。
大永元年(1521)11月3日、戦火を逃れて要害城に避難した信虎夫人は、この寺で信玄を出産したと伝えられています。現在も産湯を汲んだ井戸があり、産湯天神が祭られています。
寺院裏には釣鐘をふせたような山(要害山)が見えますが永正17年(1520)、つつじが崎の援護地として信虎が築城した要害城跡です。
信玄墓
信玄の墓はこのほか、山梨県内では大泉寺、恵林寺、長野県の諏訪湖、長岳寺と竜雲寺、和歌山県高野山、愛知県福田寺、京都の妙心寺など全国にあります。
これは信玄が遺言によって、喪を3年間秘めていたことや万一の外敵を恐れて、埋葬地を秘密にしていた結果とも見られています。
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